溶接(製缶・鈑金)

溶接

当社では、複数の溶接工法を駆使し、製品にあわせたきめ細やかな対応をいたします。出張作業も同様です。また、精度の高い製品、作業効率を求めて、自作の治具を製作することも得意としています。

MIG/MAG溶接機

MIG/MAG溶接機

半自動溶接機と呼ばれるデジタル溶接機を使用しており、新規製造品では、整備台など大型の基礎フレームの溶接から、小さな部品の機械加工後の溶接まで行います。
修理では、金属の摩耗・損傷した箇所を修理・再生するために、肉盛り溶接も行います。

TIG溶接

TIG溶接

美しい仕上がりの溶接ビードを盛ることができ、気密性・水密性にすぐれた溶接工法です。パルス周波数を利用することで、1.0mm以下の薄板も溶接が可能です。
当社では、航空機コックピットに上るアルミラダーの製作や水槽・油圧関連部品、またステンレスやアルミなど鉄のスパッタが付着してはいけない製品に、このTIG溶接を使用します。
ポータブル溶接機を使用した、出張でのTIG溶接作業も可能です。

被覆アーク溶接

被覆アーク溶接

手棒溶接・手溶接とも呼ばれる溶接方法ですが、ホルダーで溶接棒を挟み、金属に接触させることでアークを発生させて溶接する方法です。内径肉盛なども行い、出張作業でも活用します。
さらに、低温溶接で、鋳物の亀裂や割れ、摩耗に対しての肉盛りも行います。作業例として、大型車両のハブベアリングレース部内径の穴ガタ修理があります。

ガス溶接

ガス溶接

当社の溶接は、アーク溶接がメインですが、ガス溶接も重要な技術として修理作業に活用しています。ブロンズ溶接やろう付けなどを行う際、シリンダーブロックの肉盛りや、ベアリングレース部の内径摩耗の修理に使用します。

肉盛り技術

クランクシャフト自動肉盛機

クランクシャフト自動肉盛機

当社で使用しているグリーソン製のクランクシャフト自動肉盛機は、偏芯している製品を自動で肉盛りできる機械です。
トーチがストロークと追従して稼働し、スラスト方向の肉盛も可能。0.9mmのワイヤーで、軟鋼と硬化肉盛の2種類があります。
メーカーで廃盤となったクランクシャフトをお使いのお客さまや、新規品を検討のお客さまからも、精度の高い修理・再生を求められ、ご依頼を多くいただいています。

溶射

溶射

溶射とは、溶かした金属を吹き付け、金属が摩耗した部分の肉盛りや、硬化材や防錆材を肉盛りして耐久性を上げる技術です。
当社では、メタライジング合金の主成分であるNi,Al,MoとNi,Cr,Alの冷間溶射用自己結合タイプの粉末合金を使用しており、母材の温度が200度程度まで抑えれられます。そのため、熱影響が限りなく小さくなり、曲りが減少。軸のベアリング部やシール部の施工、また内径部にも対応可能です。
溶射時の予熱やガンの角度など条件が合わないとすぐに割れてしまうこともある難しい作業ですが、当社、創業以来のノウハウを駆使し作業を行います。

型切り

自動型切機

自動型切機

ガスで鉄板を切断する機械です。パターン加工と呼ばれる決まった形に切り出す方法と、作成した型紙に沿って切り出す方法があります。
自動型切機を保有する製造会社は少ないのですが、当社では緊急の修理案件に迅速な対応を行うため、必要な機材となっています。

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