金属加工

切削盤

CNC旋盤

CNC旋盤

航空機をけん引するトーバーに使用されるシャーボルト、ブッシュなどの製作に使用します。
タレット型のため、工具交換が早く、スピーディーな作業が可能です。基本的には、旋盤加工品をメインとして、穴明け、フライス加工も行います。
※「シャーボルト」とは、トーバーを介してトーイングカーで航空機を牽引する際に、必要以上に力が加わって航空機にダメージを与えないように、代わりに破断するボルトのことです。

半NC旋盤

半NC旋盤

旋盤とは、加工物を回転させ、往復台上に固定した刃を当てて切削するものですが、半NC旋盤は、汎用の柔軟性を保ちながら、数値制御ができる機械です。主に修理品など、加工基準を微調整しながら行う作業に能力を発揮します。
NC旋盤では基本的に3つ爪のチャックを使用しますが、当社ではあまりなじみのない4つ爪チャックを使用し、加工物の固定をします。4つ爪チャックは、異形状の修理品でも回転中心を精密に芯出しすることが可能です。
また、シリンダーロッドの削り出しや、肉盛り溶接後の加工などの修理でも活躍します。

複合加工機

複合加工機

CNC旋盤とマシニングセンタの機能を併せ持ち、1台で何役もこなす機械です。旋盤をメインとする加工機ですが、加工できる形状の幅が広く複雑形状に対応します。
小型コンプレッサーに使用されるピストンや、大型車両に使用されるハブなどの製作にも使用しています。

縦型マシニングセンター

縦型マシニングセンター

縦型マシニングセンターは、付加軸インデックステーブルにより、軸(回転方向)の制御が加わり、複合加工機と似たような、幅の広い加工を可能とします。
当社では、この縦型マシニングセンターのスペックを最大限に引き出し、複雑形状であるスパイラル形状の加工を行いました。また、CAMを使用して、多数個取り加工や複雑形状の加工も行います。
クランクシャフトなどの偏芯軸の加工もでき、無垢材からの削り出しも可能です。

NC横中繰り盤

横型マシニングセンター

横型マシニングセンター

大型加工物に適した機械です。加工物の両端を加工をする際、片側ずつ段取りをやり直して加工物を固定する必要がありますが、この横型マシニングセンターは、テーブルの回転をさせることで、加工物を取り外さず、同芯加工が可能となります。
CAMを使用することで、面沿い加工や3Dの立体形状の加工、多数個取り加工もでき、量産にも対応できます。
当社では、製造・修理品に使用され、穴あけから、面加工、肉盛り溶接後の加工など、作業は多岐にわたります。

NC横フライス盤

NC横フライス盤

NC横フライス盤は、主軸(刃物の回転軸)が横向きになった加工機です。TAセンターと呼ばれるアタッチメントを使用することで、旋盤では加工不可能な形状の加工物でも、旋盤と同等の加工が可能となります。

研削盤

CNC円筒研削盤

CNC円筒研削盤

CNC円筒研削盤は、油圧シリンダーのシリンダーロッドやクランクシャフトプーリー圧入部のテーパー研磨にも対応できる研削盤です。
回転する加工物に回転砥石を押しあて、ワークの外面を高い精度で仕上げます。主に、メッキ、熱処理後の仕上げ研磨に使用され、最大長さ2500mmまで研削可能です。

円筒鏡面仕上機

円筒鏡面仕上機

研削盤よりも、さらに細かく表面を磨き上げる機械です。
シリンダーロッドなどの最終的な仕上げ研磨に使用されます。円筒鏡面仕上機による加工で、研削盤で研磨したわずかな凹凸が細かくなり、シールとの密着性がアップ。結果、油圧シリンダーとしての耐久性が格段に上がります。

クランクシャフト研削機

クランクシャフト研削機

中心軸や偏心した軸を、砥石を使用して加工する研削機械。長さは最大4.0mまで対応でき、μm単位での寸法調整が可能な精密機械です。
乗用車やバス、トラック、産業用プレス機などのクランクシャフトや、懐の深い製品の修理・再生、新規製造、仕上げ研磨などの作業に対応します。
微量研削が可能で、100分台の加工が容易で、また、旋盤では刃が立たない高硬度製品を高精度で仕上げることができます。

ボーリング機

各種ボーリング機械

各種ボーリング機械

当社は、エンジンの修理・再生するためのツールとして、定置式縦ボーリング、シリンダーボーリング機、ホーニング機、定置式ラインボーリング機、コンロッド内径研削機を保有しています。
船舶や建設機械の大型V型エンジンから、乗用車の小型エンジン、エンジン以外にもピン穴やベアリング穴の修理など、幅広く対応いたします。

移動式ラインボーリング

移動式ラインボーリング

クライマックス社製の移動式ラインボーリングマシンは、大型加工物で工作機械に設置できない場合や、運搬できない製品のボーリング工事に使用します。主に船舶や建設機械などの現地ボーリング作業で活躍します。
摩耗した内径や芯がずれた内径などに、肉盛やスリーブを用いてスタンダードサイズに補修。全方向の加工ができ、必要に応じて光学レンズを用いることで、たわみのない真直度の高い芯出しが可能です。


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