お役立ち記事

猛暑を乗り切る!安全で快適な職場づくり

 

夏の安全衛生対策

近年続く猛暑により夏場の作業は年々厳しくなっており、熱中症を始めとする体調不良者の増加や、作業効率の低下は顕著になっています。また、機械や設備においても温度や湿度の上昇によるトラブルが発生しやすく、注意が必要な時期です。
安全衛生法において、労働者の安全と健康の確保、快適な職場環境の形成を促進することは会社の義務であり、労災事故や機械設備のトラブルを起こさないために当社ではさまざまな対策に取り組んでおります。

遮熱効果をもたらす外壁塗装

NASAが開発した特殊セラミックを使用した「クールサーム」という塗料を工場の外壁に塗布しています。
この塗料は熱を伝導せずに「反射」「放散」「断熱」効果で侵入熱をシャットアウトします。熱の透過を防ぐことで空調機の効率が良くなるため、省エネ効果があります。また、耐久性は10年以上という高性能の塗料で、持続力と耐久性にも優れており、メンテナンスのコストを抑えることができます。
始めに一部の工場(建屋)に導入しましたが、データで実証されただけでなく、塗布していない壁と比べると触手でも明確に分かるほど温度差があり効果を感じたため、順次、他の工場にも塗布しています。
社員も外壁塗装を施した工場としていない工場ではエアコンの効きが違うと効果を肌で感じるようです。


大規模空間の空調システム/大型換気扇

溶接の作業場として使用している工場に大型の換気扇を導入しました。最大の目的としては工場内の温度を低下させ作業環境を良くすることですが、溶接ヒューム対策も重要な目的のひとつでした。
この換気扇は強制的に空気の流れを作り、熱気・臭気・排煙・粉塵を素早く排出するのが特徴で、夏場の気温上昇対策はもちろん、感染症などウイルスの蔓延を防ぐのにも効果的です。熱や粉塵は工場の角に滞留しやすく、上部には熱と煙が溜まることから、空気の流れを考えて工場北側の上段に3台、下段に3台、合計6台を設置しました。
設置後に計測すると、温度・湿度ともに低下しており、社員からも「工場に熱がこもっている感じがなく、常に風を感じるので作業しやすくなった」との声が上がっています。

 

無料の飲料自動販売機「DAKARA給水所」

工場の高温環境で働く社員向けに飲料を支給するのは一般的かと思いますが、当社ではサントリーが提供する「DAKARA給水所」を導入しました。専用カードを自販機にタッチし、水・麦茶・スポーツドリンクを無料で受け取ることができます。
自販機を導入したことで、いつでも冷たい飲み物を手軽に摂取できるようになり社員に好評です。会社としても自社で飲料の手配や補充をする必要がなく、従業員の水分補給状況が一目で把握できるため安全管理の面でも効果的です。


 

安全で快適な職場づくり

安全かつ快適な職場環境をつくることは通年取り組んでいることですが、特に夏場における対策は、社員が効果を実感してほしい、少しでも暑さによる疲れやストレスが軽減されモチベーションが上がるようにとの考えで進めています。
安全かつ快適な職場を整え、病気やケガ、事故を未然に防ぎ、社員の健康と安全を守ることを第一に、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。