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世界各国から航空業界の技術が集まるInter Airport Europeに出展

作成者: 堀口エンジニアリング編集部|2023.12.20

みなさま、航空ショーという言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
航空機や戦闘機がデモンストレーションを行うことも多いので、そちらのイメージをお持ちの方も多いかと思います。
実はその足元では最新の航空技術や製品の航空宇宙業界の見本市として、様々な展示や催しをされていて、世界各国で開催されています。
主要な航空ショーには、今回当社が出展したインターエアポートヨーロッパ(Inter Airport Europe)以外にも下記のような航空ショーがあります。
・パリ国際航空宇宙ショー(Paris Air Show)
・ファーンボロー国際航空ショー(Farnborough International Airshow)
・ドバイ航空ショー(Dubai Airshow)
・シンガポール航空ショー(Singapore Airshow)

これらのイベントは、世界中から多くの関係者が集まる重要な商談の場であり、また業界のトレンドを把握するための情報交換の場としても機能しています。
今回当社は、2023年10月10日~13日にドイツ ミュンヘンで開催されたInter Airport Europe2023に、世界でも最新鋭と言われるPW1100G -JMエンジンに使用されるスタンドをFarwest Aircraft社(アメリカ)と共同出展しました。
私たちにとって初めての海外展示会への出展となる今回、日本唯一の出展企業となり、海外エアラインと直接商談ができる貴重な機会となりました。
今回は、Inter Airport Europe2023について、出張の様子も含めて紹介します。
(Farwest Aircraft社は高い品質の航空機器材メーカーで、弊社はサプライヤーとして認定を受けています。)

海外市場でのブランド認知度を高めた当社の活動

当社は、Inter Airport Europe2019において、顧客の対応とHYDRO SYSTEMS KG社との商談のために会場に足を運んだのが初めての参加でした。
2年に1回開催されているInter Airport Europeですが、
3度目の参加で、初めての出展となった今回は、エンジンスタンドのメーカーとして日本企業の高品質な製品を海外のお客様に紹介し、海外市場でのブランド認知度を向上させることを目的として出展致しました。

PW1100G-JM用エンジンスタンドについて

PW1100G-JM用エンジンスタンドは、航空機用エンジン製造メーカーであるPratt & Whitney社(アメリカ)と契約締結し、製造ライセンスを取得したことで、アジア地区で唯一のPW1100GGSE全般のサプライヤーとなり、ライセンス生産を行い販売しています。

このエンジンスタンドは、エアバスA320neo用の高性能なエンジンを取り外したり、取り付けたりする際に使用する装置で、エンジンの重量や形状に合わせて設計されています。

エンジンを安全に保持し、移動ができるようになっており、航空機の整備や修理に欠かせない重要な地上支援器材です。

 

Inter Airport Europe2023の様子

2019年と比較すると、地上支援材関連の製品よりも空港設備関連が多く出展されている印象でしたが、2023年9月に発表された、
【エアバスA320neoファミリー向けエンジン「PW1100G-JM」】を搭載する航空機エンジンを機体から取り外し点検を指示されたこともあり、当社のブースで足をとめる方も多くいらっしゃいました。
また当社以外でも、会場内では下記のような製品のブースがありました。
・保安検査用の設備
・スーツケースの運搬を省力化する装置
・除雪車
・燃料補給車
・滑走路のランプ
・滑走路の路面状態を把握するソフトウェア

Inter Airport Europe2023の裏側

日本とドイツの飛行時間は約13時間ですので、準備もあることから10/10の開催より少し早めの10/8に日本を発ちました。(時差は約8時間。)

イベント前日には荷物の搬入を行い、ドイツの食事を堪能。
ドイツに滞在した全期間、非常に天気が良く気持ちの良いドイツ出張でした。
ドイツでは、レンタルサイクルの使用率が高くそのほかに、電動スクーターや電動モペッド(ペダル付きのオートバイ)のレンタルもあるようです。
カーシェアサービスにつていも、日本だけでなくドイツでも普及し始めており、スマートや、メルセデス・ベンツなどの自動車メーカーが提供する車両がシェアされていました。

ドイツ ミュンヘンでの日本食屋さん

Yuzumuk

和食、寿司、アジア料理などを提供している日本食レストランのようです。
そんな「Yuzumuk」では、メニューに添付されている写真はうどん、商品名には「Udonの項目にKatsu Curry」と表記。少し違和感を感じながら「Katsu Curry」を注文。 
出てきたのはカレーうどんで、「カツ」はのっていませんでしたが、おいしく頂きました。
価格 約14ユーロ (約2200円)

 

SHOYA am Hofbräuhaus

赤提灯が飾られており、店内は和の雰囲気が漂いつつもモダンなデザイン。
寿司や刺身、ラーメン・天ぷらなどの定番日本食が味わえます。
日本語のメニューもあり、今回は豚骨ラーメンを注文しました。 
福岡の老舗の醤油を使っているそうです。 
リクエストしていませんが、「麺硬さ;バリカタ」で提供されましたが美味しく頂きました。 
価格 約15ユーロ (約2350円)

 

ポークナックル

豚のすね肉を使ったドイツやチェコの料理の代表的な伝統料理です。
外側はパリパリで、中はジューシーで肉が柔らかく非常に食べやすかったです。
また、ドイツビールに良く合うメニューでとてもおいしく頂きました。

 

マリン広場(マリンエンプラッツ)の風景

マリエン広場は、ドイツのミュンヘン中心部に位置する歴史ある広場で、周辺は歩行者天国になっています。
数々のショップ、デパート、カフェ、などが立ち並び、ミュンヘン一の繁華街として有名です。
また、マリエン広場の時計台は、毎日特定の時間になると、音楽に合わせて等身大のからくり人形が躍り出すようです。
今回は時間が合わず見ることができませんでしたが、観光客に人気のようです。