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75年以上、当社が得意としてきた「エンジンオーバーホール」

取り扱うエンジンの種類・メーカー

船舶・建設機械・貨物車両・特殊車両等の大型ディーゼルエンジンを主に取り扱っています。
船舶;客船、漁船等
建設機械; ショベルカー、ダンプカー
貨物車両;キャリアパレット車、トレーラー
その他;発電機、自走式門型クレーン、工場設備の動力に使用されるエンジン

排気量が、30,000cc以上のエンジンを請けることが多くなってきています。

扱うエンジンメーカーは下記になります。
いすゞ、日野、ふそう、UD、小松、三井ドイツ、キャタピラー、ボルボ、ベンツ、コマツ、クボタ、ヤンマー、カミンズ、ダイハツ等

エンジンオーバーホールの流れ

受け入れの状態を撮影した後、分解、洗浄を行います。
分解後、摩耗・損傷・劣化部品の確認をし、交換部品や加修が必要な部品を洗い出します。
お客様の要望があれば、分解後に立ち合い検査を行うこともあります。
その場合は、お客様に直接確認していただけるため、部品交換や修理の必要性を理解していただきやすくなります。
お客様の了承のもと、必要な部品手配を行い、肉盛り・溶射・機械加工・研磨等を実施。
組立・試運転し、最後に外観を塗装して納品します。

トータルメンテナンスについて

当社では、エンジンのオーバーホール以外のトータルメンテナンスが可能です。具体的な項目は以下になります。
・バルブシートカット
・バルブシート製作・入替
・バルブ研磨
・バルブすり合わせ
・ノズルチューブ入替
・シリンダーブロックメインジャーナル部ラインボーリング
・シリンダーボーリング・ホーニング
・シリンダーンブロックライナー・スリーブ製作・入替
・シリンダーブロック・ヘッド、その他面の面研磨
・クランクシャフト肉盛り加工・研磨・修理(4mの大型のものも加工可能)
・水圧試験
・コンロッド修理

ボルトの折れ込み修理や面の歪み修正、遮熱版の製作も可能です。
また古いエンジンの場合、新品部品がメーカーから出ない場合があります。
例えば、クランクプーリーなど実物をスケッチし、新規製作することも可能です。

 

お客様のご要望によっては、エンジンを塗装して納品することもあります。
しっかりとマスキングを行い塗装します。

エンジンを長く使用していただくために

製鉄所で活躍する構内トレーラーのエンジンなどは、定期的にオーバーホールの依頼をいただいています。
構内トレーラーは24時間休む間もなく稼働しており、エンジンの使用状況としては、かなり酷使された環境ですが、致命的なトラブルを未然に防ぐことができます。
定期的なオーバーホールについては創業から現在までのデータを蓄積し、各エンジンのダメージが受けやすい箇所、部品交換・修理・加工の方法、組立方のコツなどのノウハウを駆使して作業しています。